インタビュー

第2創業

株式会社ツクレボ
松永好史さん

「交流の場」を切り盛り

2020年徳島駅前にオープンした「徳島イノベーションベース(TIB)」。
地元出身の起業家が中心になって設立したコワーキングスペースの運営を任されているのが、松永好史さん。
さまざまなコンテンツづくりを手がける株式会社ツクレボを営む経営者です。

東京から徳島へ

阿波市市場町で育った松永さんは千葉県の大学へ進学して、徳島を離れました。
卒業後、ソフトバンクBBで営業マンとして働いた後、帰郷。
そして高校生の頃に愛読していた地元タウン誌が求人を出していたのを見つけます。「大好きだった本をつくっている会社で働いてみたい!」。
応募してみると、見事採用され広告営業やタウン誌の編集、イベント企画、web企画制作などに携わることになりました。

「正直に話すと、帰郷してすぐは東京に戻ることも考えていました。でも徳島で働くことにやりがいを感じるようになったんです」
約7年、取材や打ち合わせで徳島県内の津々浦々を周り、たくさんの町の人の声を聞いてコンテンツを作り続けた松永さん。
一方で、学生の頃から漠然と抱いていた“起業”への想いも膨らんでいったそうです。

「“何をすれば、自分の武器として戦っていけるんだろう”とずっと考えていました」と当時を振り返る松永さん。
7年間の仕事で培った編集や企画のスキルは「自分の武器になる」と感じ、2016年に紙媒体やwebといった広報ツールの作成や、まちづくりや地域創生に関わる事業を営む事務所ツクレボ・エンタープライズを創業しました。

起業家セミナー・あわぎん創業スクールで起業の知識を学ぶ

起業してすぐに経営に必要な知識を学ぶため、徳島ニュービジネス協議会が阿波銀行とタイアップして開催する「起業家セミナー・あわぎん創業スクール」に参加しました。
資金調達やマーティングなど会社員時代にはあまり縁のなかった経営についての知識を学びます。
これがきっかけで、次年度の起業家セミナーのリーフレットや、銀行のチラシや新聞広告なども依頼してくれたと言います。
阿波銀行が主催する『あわぎん経営塾』にも参加し、人脈も広がったとのこと。
創業して間もなく、実績も少なかった時代に融資を受けられたのも、こうしたつながりが大きかったそうです。
「起業家セミナー・あわぎん創業スクールに参加したことで縁がつながり、おかげで可能性が大きく広がりました」と松永さん。

若者がやりがいを持って働ける場を作りたい!

順調に実績を伸ばして2020年に法人化し、社名を「株式会社ツクレボ」に。
現在は2人の契約社員を雇用し、数名の外部クリエイターと協働しながらさまざまなプロジェクトに取り組む松永さんに、今後の目標を尋ねてみました。
開口一番返ってきたのは、「雇用を増やしたいです」という言葉。もう一つは、 これまでコツコツ種を蒔き続けてきた「まちづくり」や「地域創生」に関する相談も増えてきており、そうした案件を多く手がけて、徳島にわくわくするようなにぎわいを創出するのが目標だそうです。

社名の「ツクレボ」の由来は「創造的進化(Creative&Evolution)」。
「自分が東京から戻ってきたときに徳島で働くことが楽しい!と思ったように、これからの若い世代の人たちにもワクワクした気持ちで働ける場をつくっていきたいです」と、笑顔を見せました。


DATA

株式会社ツクレボ

〒770-0831
徳島県徳島市寺島本町西1-5アミコ東館9F 『徳島イノベーションスペース』内
TEL 080-4034-1126
https://tkrevo.com/

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